人気のある美容成分を知ろう!

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ヒアルロン酸

肌にいい美容成分として知られているヒアルロン酸。約1gで6000mlの水分保持ができるといわれています。保湿はさまざまな肌トラブルを解決するために重要な成分になっているため、多くの美容液に配合されている成分です。

実は、ヒアルロン酸は肌の真皮にあり、肌の弾力を保つのに一役買っています。しかし、年を重ねるとその量も減ってしまうことも分かっています。ヒアルロン酸は高分子なため、皮膚の真皮まで届かないという問題があるのですが、ヒアルロン酸は角質層で水分を逃さないように働いて、水分を蒸発させないようにしてくれます。

また最近は低分子のヒアルロン酸を含んだ美容液も多くなっているため、どんなヒアルロン酸が含まれているかを確認してから選ぶことをおすすめします。

セラミド

前項目で紹介したヒアルロン酸以外に、保湿効果のある成分はいくつかあります。そのなかでも有名なものがセラミドです。これはヒアルロン酸と違い、肌の真皮で保湿の役割をしてくれます。

そんなセラミドは、元々表皮の角質層にあるものなので、美容液で肌に塗るだけでも浸透しやすくなります。具体的には、層の間へと水分を挟み込んでくれるため、細胞間脂質というものが層をつくり、そこへ水分を挟み込んでくれます。そのため、とても高い保湿力があり、水分を逃がさないといわれています。

ちなみに、昨今では、アトピー性皮膚炎の治療にもセラミドがいいのではと注目され始めています。

コラーゲン

ヒアルロンやセラミドのほかに、コラーゲンも保湿効果があることで知られている成分です。シワ、たるみ対策用の美容液にも配合されています。

しかし、美容液に含まれているコラーゲンは分子量が大きく、角質層まで浸透しないと考えられています。「それでは意味がないのでは?」と思われるかもしれませんが、コラーゲンにはほかの役割もあります。具体的には、外部からの刺激に強い肌づくりを助けてくれたり、肌の表面の保湿をしたりといったことです。

「コラーゲン球体」という成分が含まれる美容液も増えており、肌の表面上でほかの成分と結合し、肌のなめらかさをアップさせることもできるといわれています。このようにコラーゲンを配合している美容液は保湿力が高いといえるでしょう。

EGF、FGF

美容液に含まれている成分として注目を集めているのは、肌細胞の活性化が期待されているEGFや、肌の弾力を保つ働きのある成分を増やしてくれるFGFという成分です。

EGFはノーベル賞を受賞しており、アメリカの博士が発見したたんぱく質です。アミノ酸から形成されており、細胞を成長させる、機能を整えるといった役割があります。肌の再生治療として研究され始め、現在では成分としても美容液に含まれるようになりました。主に人成長ホルモンを活性化、そして肌トラブルを解決するために働いてくれます。

FGFは繊維芽細胞増殖因子であり、特に注目されているのはFGF-1といい、「ヒトオリゴペプチド-13」が正式名称です。これは、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など肌の弾力性を維持するために必要な成分を増殖しやすいように働きかけてくれます。

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