どこまで知ってる? シワのこと

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シワは2種類ある!

私たちの肌質はみんな同じだと思っている人はいるかもしれません。しかし、実は肌のシワは2種類あります。ここでは肌の種類によってできる原因を見ていきましょう。

・表情ジワ
主に目尻や眉間、ほうれい線、額などにできます。顔を動かすとできるシワは、表情をつくったときだけできるもので、加齢と共にその表情ジワが消えないままになります。このシワが残っている状態が表情ジワなのです。

・乾燥ジワ
乾燥ジワは肌の水分量が減少したことでできます。表皮性と真皮性があり、特に表皮性タイプは浅くて細かいことから「ちりめんジワ」ともいいます。シワそのものは小さいですが、近くに小さなシワがたくさんできてしまうと、それが集約されて1つのシワになっていきます。表皮性のシワは代謝の低下、角質層の水分量低下が原因でできてしまいます。一方、真皮性は真皮のなかにあるコラーゲンなどが減って、ハリが失われてしまい、目尻や額に深いシワができてしまいます。真皮性のシワができる原因は、主に紫外線にあります。

原因は乾燥だけじゃなく表情にもある!

シワができるのは、年やお手入れ不足などが原因と考える人は多いでしょう。また、元々乾燥肌だからシワができやすいと感じている人も少なくありません。確かに加齢やお手入れ不足でもシワはできますが、実は意外と知られていないのは表情が原因のシワです。

「シワは2種類ある!」のページでも紹介したように、表情ジワは、表情が原因でできたシワが残ったままの状態です。人は誰でも表情に癖がありますが、その頻度が高まればシワが定着しやすくなります。例えば、眉間にシワを寄せてものを見る癖がある人は、眉間のシワが知らず知らずのうちに深くなります。ほうれい線も同じで、よく笑う人はシワができやすいといわれています。よく笑うのはいいことですが、ときにはそれがシワになるという切ない話ですね。

主な対策は保湿と生活習慣

シワ対策としてできることは、まず保湿です。肌の乾燥が酷くなると、肌の水分量が減少します。水分がたっぷり入っている肌であればシワが寄ることもないのですが、肌が乾燥してしまうと、その分シワが寄りやすくなってしまいます。シワは長い間できていると定着してしまうので、できるだけ同じ部分に長時間シワを寄せるのは避けなくてはいけません。そのためにも保湿重視のスキンケアがおすすめです。水分量が上がると角質層のキメが整って、外からの刺激にも強くなります。

そしてもう1つ大事なのが生活習慣です。特に紫外線には注意しないと、シワができてしまいます。紫外線対策は夏だけではなく、毎日欠かさず行って防ぐことが、肌にとって大事なケアになるのです。

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